医療は基本的には患者さんと医療者の協同作業です。医療者から一方的に押し付けるものでもなく、また患者さんの側から一方的に要求するものでもありません。患者さんと医療者がお互いを尊重、理解し合える良好な協調関係(パートナーシップ)を基に、患者さん個々の病状などに応じた適切な医療を共に考えていくことが、信頼と安心のできる医療の実現のためには必須です。
患者さんと医療者との協調関係(パートナーシップ)の構築のため、われわれも努力いたしますので、患者さんも以下の点でご理解とご協力をお願い申し上げます。
自分自身の健康を守る最高の担い手は患者さんご自身です。
その患者さんと共に私たちは医療を進めていることをご理解ください。 |
自分自身の健康に関する情報はできる限り正確にお伝えください。
治療中に体調や症状に何か変化が見られた場合は直ちにお知らせください。 |
病状や治療方針について医療スタッフの説明がよく理解できない場合はお尋ねください。どうしても納得できない場合は、他の病院・他の医師に意見を求めることをお勧めします。 |
医療の安全性を保ち、他の患者さんの安静を損なわないように定められた規則をお守りください。 |
医療の安全性を高めるための努力を最大限に行っていますが、あらゆる医療行為は本質的 に不確実なものであり、様々な結果が生じる可能性をご理解ください。 |
患者さん本位の医療実現のため過剰な投薬や治療期間終了後の不必要な入院等を避けることにご協力ください。 |